モチベーションを上げた一言 #1 – “Raise the bar high”

 

自分は結構「言葉の力」を信じる方なので、本や会話の中でよい言葉や表現に会うと記憶に残しておくタイプである。割とそういうことが10代のころからあったりして、そしてUSに移り住んでから続いている。当然場所柄、「おお、英語でこんな表現があったのか」という瞬間に立ち会うとちょっとうれしい。それは日本で中学・高校・大学と日本の英語教育システムの中で10年も英語を多かれ少なかれ勉強していたのに、なんと一度も出会うことのなかった言葉なのだ。それは単なる自分の勉強不足!? なのかもしれないが、自分の感覚としてはそういう「教わらない」英語がUSでは普通に、頻繁に使われている。

今回紹介する”Raise the bar high”という言葉は、自分がキャリアの方向性で行き詰まっていたとき、相談した相手にいわれた言葉。

文字通り解釈すると、単に「目標を高く」と読んでしまいそうだが、実はそんな単純なものではなかった。この”bar”は棒高跳びの”bar”を意味している。棒高跳びというのはルールとして、1試技成功することに、5cm高さが変わっていく。(走り高跳びの場合は2cm)

実はこの上げ幅にミソがある。30cmでもなければ1cmでもない。5cmなのだ。もし30cmなら、おそらく今やっていることを一旦ストップして(もしかしたらリセットして)、全く別のアプローチをしないといけないだろう。1cmならば、運がよければちょっとだけがんばればできてしまう可能性が高い。

今自分がなんとか飛べている高さの「5cm上」となると、30cmと1cmのちょうどハイブリッド的なアプローチが必要になる。今の自分の努力のしかたをそのまま足し算にしていく線形的なアプローチと、ちょっとやり方を変えてみる、今までノーマークだった部分も視野に入れてみて、そこから考えると何に自分が足りないのか、とかそういう非線形なアプローチの両方が必要なのだ。

もし今目標に向かって努力してるはずなのに・・なんかうまくいかない、近づいているように感じないことがあったら、この”Barの高さ”に意識してみると何か別の視点が開けるかもしれない。

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