日本へのリスペクトは失われていない

先日シンガポール人の友人宅で行われたクリスマスパーティーに参加した。面白かったのが集まったメンバーが皆アジア系。中国・台湾・香港・ベトナム・シンガポールそして自分の日本。そこで振舞われる料理も各国アジアご飯ということでかなり異国情緒あふれたパーティーとなった。

日本はちょうど安倍晋三氏が総理大臣に就任するというタイミングだったこともあり、自ずと日本の政治や経済についての話がもちあがった。日本の外で生きるということは、当然こうした自分の国のことを自分の言葉で語らないといけない場面が圧倒的に増える。それこそ2院制と政党の話から選挙権や過去の総理大臣の話まで、日本語でもまともに話す機会がないようなことも英語で話せないといけない。意外だったのは、自分(日本人)が見ている日本と、他のアジアの国からみた日本にはだいぶイメージに差があるということ。

日本人はここ数年でかなり自分の国に対して自信を失う方向に振れてしまった。日系メーカーの不振や政治の不安定さ、不安を煽るような統計は枚挙にいとまがないのは事実。

ところが日本以外のアジアの国からみた日本は、いまだ「背中が大きな」存在なのだ。その台湾人はいまだ日本の家電に絶対の信頼を置き、自分の親の代からAV家電はSONYで、という不文律があるそうで、USで跋扈しているSamsung旋風には全くなびく様子がない。中国人にいたっては、Xperia携帯は来年当たると(なぜか)自信満々。シンガポール人は成長著しいシンガポールの礎は日本のインフラ技術の移転なくしてありえないと、日本を訪れた際に感動したそうだ。こんな感じで皆日本のポジティブなところは深く印象に残っている。

どうしても国内のニュースを見ているとネガティブな情報に流されてしまいがちだが、世界(少なくともアジアは)はまだ日本にリスペクトの眼を向けている。

マスでの調査でもなんでもなくたった、5つのサンプルではあるが、**”Rule of Five” という話もあるように、この見方はまんざら大外れでもないと思う。

であれば、メディアに流されて必要以上に暗い気持ちにならなくていいし、そんなことで悶々とする時間があれば、自分がどうすれば所属する組織に活をいれ前向きにプロとして腕を高められるかに集中するほうがよっぽどいい。日本というリスペクトされた国の人であることは、海の向こうで働くときにプラスに働く。その良い意味での期待値を裏切るのは愚行だし、そこをどんどん乗り越えていけるのであれば、世界で戦っていく事は十分可能だ。

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**統計の世界で使われる考え方。5個という少ないサンプルからマスにおける大まかな中央値を「探る」ためのもの。(正解を導くものではない)興味ある方は”How to Measure Anything: Finding the Value of Intangibles in Business“を読んでみてください。

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