上流階級の嗜み in シリコンバレー


Garrod Farmからの眺め

先日自分の大先輩(以下A氏)に誘われて、ランチを共にさせていただいた。A氏はこれまでの日本とUSのIT業界の栄枯盛衰を肌感覚で知るという、自分のような若輩者にはものすごく勉強になる人だ。現在はベンチャー・キャピタルを営み、オールシーズンで各種スポーツやアクティビティを楽しむ、年齢を感じさせないハツラツとした人である。

そんなA氏が、今最も情熱を注いでいる乗馬の世界を自分に公開してくださった。なかなか見れる光景ではなかったので、記事にしてみる。

敷地内に入ると、穏やかな馬を題材に絵を描く人がいた。
時の流れがゆるやかで、ここがシリコンバレーであることを忘れてしまう。

乗馬のレッスンを行うエリア。障害物走の訓練を行ったりする。
馬も単なる乗馬、障害物、レース等々用途によっては飼い方も管理方法も違う。

A氏の案内で、敷地内トレイルをしばし散策。普段は馬で周るコースを歩いてみる。
最初からややキツめの坂道を登っていく。

途中傾斜面に広がる広大なブドウ畑。もちろんワイン用。
A氏いわく、ワイン用のブドウは斜面の方角がブドウの品種にも大きく影響するとのこと。

ん?なぜ地ならし?ワイン畑造成?
いえいえ。ここに家(というか豪邸)が建つ予定。
シリコンバレーはミリオネア・ビリオネアが続々と生まれる地。
その金の使い方もスケール大きい。

そしてこれがそのビュー。Silicon ValleyのValleyとは「谷」の意味。
それが良く見て取れるような光景。
うっすらと見える雲の下にいわゆるIT系の会社やベンチャーがひしめく。
きっとここに住む人はこの景色を見てはワインを傾けるのだろう。

散策途中で馬に乗馬中の人に遭遇。

犬の散歩を自転車でする人を
アメリカではたまに見かけるが、馬で散歩とは・・


ひとしきり歩いて、このファームの境界線に到着。
この先はサンタクララカウンティーが管理する山登りルート。

そのトレイル入り口で見つけた標識。
“If attacked, fight back”
この地でMountain Lionに襲われたら、最悪反撃しないといけないらしい。
やはり逃げ腰は相手につけ入れられるということだ。


踵を返し、下へ降りていく。途中で馬のストレス解消を行なっている場面に遭遇。


膨大な量の干し草

オフィスに近づいてくると、他の馬たちが迎えてくれる。

珍しいツートンカラー。品種は忘れました・・
リーマンショック以降、馬の世界でも価格が下がってきており1頭あたり、
$10,000(80万円)くらいから手に入るようになったとのこと。

もちろん、馬主となるからには買うだけでは済まない。
それを保管・管理してもらうファーム、怪我等に備えての保険、
馬を連れ出すとなれば馬専用トラック等々、求められるものは多岐に渡る。

A氏曰く、シリコンバレーに住む大抵のアッパークラスは何かしら馬を飼っているとのこと。
一発当てた人は馬を飼えば、それを通してネットワークが広がるかもしれません。


馬の表札

馬とて生き物。ましてや人間が想像する以上に馬は感性が鋭い。
よくテーマパーク等にある飼いならされた馬では、本当の意味での乗馬にはならない。

その馬に乗った人が自分を本当に扱えるひとなのか、馬はすぐに判断できるという。
馬自身がその乗馬する人を気に食わなければ、言うこと聞いてくれないしサラブレッド種にいたっては暴れるのだそうだ。

乗馬とは馬とのある種の真剣勝負、そしてコミュンケーションの積み重ねなのだ。
A氏曰く、

「馬に乗ったら、王になれ」

という言葉があるくらい、馬を本当に乗りこなすというのは実に人間性が試されること。


馬と対話するA氏。
まるで言葉を通わせているかのように馬が穏やかに反応する。

ちなみに、このファームでは自身で育てているブドウを使ってワイン作りをしています。
地元のWholeFoodsでも手に入るとのこと。

ということで自分には雲の上の話だったわけだが、
ご興味のある方、訪れる際には一度ご連絡を。

http://www.garrodfarms.com/

さてこのA氏、この度サニーベール市の都市計画政策委員会の一員として選任されたそう。そして驚くことに自分を政策ブレーンの一人として使っていただけるとのことに。プロダクトマネジメントと街づくりが交差する新しい試みができそうなので、今後の展開に期待だ。

広告

上流階級の嗜み in シリコンバレー」への1件のフィードバック

  1. Garrodのオーナーが知ったら喜ぶでしょう。
    次回は政策会議か、うちの馬を見に行ってくれますか?
    Portola Valleyです。ご家族とご一緒でも。

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中