「海外でキャリアを積みたい」と考えるあなたに伝えたい1つの公式

リーマンショックがあったころ、チームのメンバーと話していたときに “What’s your plan B?”と聞かれた。自分はこの”Plan B”が何のことを言っているのか、最初全くわからなかった。これはUSでは普通に聞かれる表現で、「今あなたが取ろうとしている選択肢がだめだったら、次のオプションはなに?」という意味で使われる。

これがキャリアの文脈で使われれば、PlanBは「今の会社をクビになったら、次どうする?」という意味になる。当然こちらの人々はいろいろ考えていて、うちのチームでも、競合に移籍、友人のレストランのリネン交換サービスを手伝う、彫刻家になる、郷に帰るといったさまざまなプランがでてくる。

(ちなみにPlan Aはさしずめ、現在のキャリアを継続していくときの目標やゴール、ということになるだろうか。)

海外でプロとして戦い続ける、と今考えている自分にとってPlanAがうまくいかないから国に帰るというのはどうしても納得がいかなかった。(もちろんいつかは、そのことを受け入れないといけない時が来るとは思っている。)

しかし、当時自分はそこまで”Plan B”を真剣に考えているとは言えなかった。とにかく今自分がいるところでまずはしっかり戦えないと話にならない、という考えで必死だったため、Plan Bのことを正面から捕らえたことがなかった。

しかしこれは自分にとって一つの転機となる。

PlanBを考えるプロセスが、自分に足りないものを補い、自分にあるものを強化するきっかけを与えてくれたのだ。どういうことか?

まず、PlanB考えるため、まずは自分のスキルに対して冷徹なまでの分析を加えることから始めないといけなかった。要は何ができて何ができないか等々。でももっと大事だったのは、自分のどんなスキルがtransferable(移転可能)となりえるのか?また、どんなスキルがAdjacent(隣接)なのか?ということ。

前者はそっくりそのまま、今できることがPlanBでも通用するスキル。
後者はPlanBで求められることに「応用できる・変化させられる」現在のスキル。

次に考えるべきは、これらのスキルがmarketableかどうか。つまり、1つのポジションに対して候補者が何人かいたときに、あなたのほうが優れている(Non-nativeだけど)と思わせるだけのストーリーがあるか?

ここまで来ると、自分のスキルについての概観とそのストーリーが浮き上がってくる。最後に大切なのが「裏づけ」。外資の世界はもちろん、ヘッドハンティングの場面でもそうだが、そこで語れることが「本当」なのか、裏づけをとられるということ。(”Reference”という)たいていこれは自分の知らないところで行われる。そして、その裏づけをしてくれる人がエラい人であればあるほどもちろん良い。

こうして洗い出しした結果自分のPlanBを形にしていったのだが、それと同時に、XXというスキルと経験を積んで、YYと一緒に仕事をすれば、PlanAをPlanA+へと変貌させられるんじゃないか、ということに気がついたのだ。

ということで、まとめると1つの式になってしまう。

あなたのスキル =

{(Transferrable skill + Adjacent skill) * Marketability} ^ Networking

ポイントは、

Marketabilityが掛け算になっている -> ココが0だと、どんな努力もムダ。

Networkingが自乗 -> 自分のことを評価してくれる人の質と量で、そのインパクトは指数関数的に。同じ部署内だけよりも事業部内、事業部内よりも他の部門も、社内よりも社外へと、できるだけネットワークを広げましょう。Non-nativeにとっては生命線です!

もちろん、この考え方は日本でも通用すると思うが、USでキャリアを積んでいきたいと考えるならかーなーり、シビアに求められると考えたほうがいい。自分も涙をのんだことがあるので・・(その話はまた別の機会に)

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