SRIOV (Single Root I/O Virtualization) – その2

昨日のSRIOVの続き。

まず気をつけたいのは、SRIO SharingとSRIOVは別物。例えばESXiの場合、何台VMをぶら下げようともフォワーディングするときは限られたNICや物理リソースをそれこそ”share”している。なのであるVMが帯域を使っていればその分ほかのマシンは帯域を十分に使えない。一方SRIOVはVMに対してNICを割り当てるので、10Gbps NICを乗せてれば各VMが10G使えるようになる。単に割り当てが10Gというだけじゃなくて、パフォーマンスとして10Gbpsでるのだ。しかも*ベンチマークしてみると、遅延もSRIOVなしに比べて1/4。(物理サーバーとはまだ若干開きがある。およそ3-4倍。)Intel, Chelsio, Solarflare等のインプリを見てるとMax 127 VMまでいけるとある。これはすばらしい。
1台の物理サーバーでどんなに仮想マシンを増やしても、それらが通常のサーバーと変わらないパフォーマンスを出せるなら、大きなメリットだ。

しかし実はいいことずくだけではない。PCIパススルーしてしまうので、Live migrationができなくなってしまうという弱点がある。つまりVMの仮想NICが物理NICと直接結びついている状態になるので、vMotion/XENmotionしたくても物理NICとのマッピングがmigration先でも保たれないといけないのだ。

この点SRIOVが普及段階に入るためには乗り越えないといけない壁になる。

まーでも例えばそのパフォーマンスに磨きがかかって1台の物理サーバーと遜色ないところまで来れば、Hadoopみたいに分散アプリを仮想マシンでブンブン回すということがありうるのかもしれない。 サーバーが壊れるのが前提のHDFSならLive Migrationの必要性が薄まるし。
Datacenter事業者側はサーバーは増やさないといけないけど、物理的な台数が増えていくのは・・というジレンマを常に抱えているので、さらにSRIOVに磨きがかかればドドーッと広まって行くのでは?

ということでこのSRIOV、今後の動向に注目です。

 


* あくまで自分でテストした限りでの話し。

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